ブンデスレポート

試合と選手紹介

簡易レポート ボルシアMGVSレヴァークーゼン

こちらも好カードでしたね。DFBポカール3回戦でのボルシアMGレヴァークーゼン。結果はボルシアがペースを握っていましたが、レヴァークーゼンが勝利しました。ボルシアファンとしてはかなり納得のいかない試合だったと思いますが、どちらも(特にボルシアは)若い選手が良いプレーをしていて見応えはありましたね。



 

さて、フォーメーションです。


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レヴァークーゼンは綺麗に4-1-4-1でしたが、ボルシアに関してはクイザンスとシュティンドルの2トップのようにも見えました。二人とも本職がFWというわけではないので、結構流動的になっていた感じはありましたね。

 

試合の構図としては前述した通りボルシアがペースを握っていたように思います。結構崩す場面も多かったように思います。特に前半のボルシアのビルドアップが興味深かったので簡単に紹介したいと思います。

2CMのオックスフォードとザカリアは前者が下がり目で後者が少し高い位置をとっていました。オックスフォードもビルドアップの時は局面に応じて最終ラインに落ちたりしていました。最終ラインに落ちたときはヴェステルゴーアとギンターとオックスフォードで幅を大きく使ってSBを高い位置にはらせてましたね。そのことによってレヴァークーゼンの守備を広げようとします。そして前半は主に左CBのヴェステルゴーアが左サイドの方向に斜めのドリブルで持ち運び敵のCMの意識をサイドに向かせたところで縦パスや斜めの鋭いパスをハーフスペースに落ちてくるクイザンス、シュティンドルや同サイドMFのアザールが受けてそれにしたがってSBのヴェントが裏を抜けたり、FWが落ちることによる数的優位を生かしてサイドを崩そうとする意図がいくつか見受けられました。イメージとしてはナポリの左サイドの攻めと似ているところがあるかもしれません。右サイドではあまりそのようなシーンは作れませんでしたが、基本的にピッチを広く使ってスペースを作って攻めている印象はありましたね。


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ちょっとここでオックスフォードからザカリアにパスが通ったシーンを紹介します。

 ボルシアはピッチを広く使っていてレヴァークーゼンの選手間の距離を広げてます。そして1アンカー(バウムガルトリンガー)の脇が空くのでそこでザカリアが受けます。そして左SBのヴェントがスペースにランニングしてこの後ボールが入ります。綺麗にビルドアップが成功して、さらにオックスフォードとザカリアというCMの若手二人でレヴァークーゼンの守備を崩したので紹介しました。面白い若手ですので今後が楽しみです。